お葬式やお通夜へ参列した経験が少ない方や、参列するのが久しぶりという方の中には、どのような服装をすれば良いのかお悩みの方もいらっしゃることでしょう。

男性の場合は黒いスーツを着ているイメージはあるものの、普段着ているビジネススーツでも大丈夫なのか、暑い時期でもスーツを着なくてはいけないのかなど、さまざまなお悩みがあるかと思います。

そこで今回は、お葬式やお通夜に参列した経験のある成人男性188人を対象に実施した、お葬式やお通夜での服装に関するアンケート結果をご紹介します。

お葬式・お通夜には礼服で参列する方が多数

最初の質問は、お葬式やお通夜にどのような服装で参列することが多いかという質問です。
成人男性はどのような服装を選んでいるのでしょうか。

画像: お葬式・お通夜には礼服で参列する方が多数

もっとも回答者数が多かったのは「礼服(スーツ)」で、実に72.3%の方が選択しています。

次点以降は「黒いスーツ」15.4%、「暗い色のスーツ」6.9%と続きました。

やはりお葬式やお通夜には、正式な礼服(ブラックフォーマル)を着用して行く方が多いようです。

お葬式・お通夜の服装で特に気をつけているものは「ネクタイ」

続いての質問では、参列時の服装で特に気をつけているものについて伺いました。

成人男性がお葬式・お通夜の服装の中で注意を払っているのは、どんなものなのでしょうか。

画像: お葬式・お通夜の服装で特に気をつけているものは「ネクタイ」

結果は、「ネクタイ」と答えた方が38.3%で最多となりました。

ネクタイは色や柄のチョイスのほか、結び方などにもさまざまなマナーがあることから、気をつけている方が多いようです。

お葬式・お通夜の服装で困った経験や迷った経験はありますか?

最後の質問は、お葬式やお通夜に参列する際、服装について困った経験や迷った経験があるかどうか、というものです。

画像: お葬式・お通夜の服装で困った経験や迷った経験はありますか?

結果は、困った経験が「ある」と答えた方は41.5%、「ない」と答えた方は58.5%。

成人女性に同じ質問をした際は、お葬式・お通夜での服装に関して「困った経験・迷った経験がある」と答えた方のほうが僅差で多い結果となりましたが、成人男性の場合は困った経験がないという方のほうが多い結果になりました。

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少数派ではありましたが約4割の男性の方が経験した服装の悩み。具体的にどのようなことで悩まれたのでしょうか。

喪服を持っていなくて困った経験がある方のコメント

・喪服がなくてあわてて購入しに行った。(長野県/40代)

・喪服がなく黒いスーツでよいか困った。(千葉県/30代)

・葬式用のネクタイが無くて直前で購入した。(東京都/30代)

・黒い靴下を持っていなかったので、近い色味の物で良かったのかどうか。(千葉県/30代)

・喪服をクリーニングに出しているときに葬式があったので困った。(神奈川県/40代)

仕事先から参加する際の服装で迷った経験がある方のコメント

・仕事帰りに通夜へ行くため、普段の服装で伺って構わないか困った事がある。(東京都/50代)

・出張先で知った急な葬式だったので、スーツすら無かったのでジャケットに、100均で買った黒タイと喪章で済ませた。(大阪府/60代)

・知らせがきた当日の通夜は、会社の作業着のままで行くか、喪服で行くか迷う。喪服では用意していたように思われるかなと思うので、周りに合わせていく。(愛知県/50代)

喪服のサイズで困った経験がある方のコメント

・持っていた喪服のサイズが合わなくなった。(愛知県/30代)

・久しぶりのお葬式で、体型が変わっていたのでボトムスが窮屈だった。(神奈川県/60代)

・ズボンのウエストが合わなかったために困った。(新潟県/50代)

・久しぶりに礼服を着ることになって、体に合わなくなってしまっていたこと。格好悪かったですがムリヤリ着て参列。その後買い換えました。(岐阜県/50代)

・久しぶりの葬式で、服が体型に合わずウエストが締まらなかった。ベルトでどうにかごまかした。(大阪府/50代)

季節的にどんな服装にすれば良いか困った経験がある方のコメント

・冬物しかなくて暑かった。(埼玉県/40代)

・酷暑の中でも喪服を着ている必要があるのか、黒ネクタイだけでよいのか迷った。(東京都/40代)

忘れもので困った経験がある方のコメント

・上着を忘れた。(山口県/20代)

・数珠を忘れた事があり、他の参列者に借りた事。(愛知県/60代)

・喪服の一部を忘れてしまった。(和歌山県/20代)

「喪服を持っていなかった」「サイズが合わなくなっていて困った」という意見のほか、「仕事先から葬儀会場へ直行する場合の服装に悩んだ」という意見が多く見られました。

また、服装のバリエーションがある女性とは違い、男性は喪服のパターンが限られていることから、夏場に参列する際の服装で悩む方も多いようです。

おわりに

今回は、お葬式・お通夜での服装について、成人男性を対象にアンケートをとった結果をご紹介しました。

男性はブラックフォーマルのスーツを着用して参列する場合が多いため、服装で悩む方は少ないですが、だからこそ夏場の暑さに困ることが多いようです。

また、喪服が手元になかったり、体型に合わなくなっていたりして困るという意見も多く見られました。

これを機に、お手持ちの喪服のサイズが合うかどうか、季節に合った喪服がそろっているかどうかなどを、今一度確認しておくと良いかもしれません。

調査概要

調査区域:47都道府県

調査方法:インターネットリサーチ

実施期間:2018年10月10日~10月15日

有効サンプル数:188(葬式・通夜に参列したことのある20歳以上の男性)

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