一緒に過ごしてきた大切な家族であるペット。
そんな大切な家族を亡くしてしまった場合、飼い主として一体どのように供養してあげれば良いのだろうか、とお悩みになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、飼い犬を供養したことがある方に、どのような供養をしたか、供養で困ったことはあったかなどを聞いてみました。

飼い犬の供養の仕方、最も多かったのは?

まずは、飼い犬の供養の仕方について聞いてみました。
どのような供養方法を選んだ方が多いのでしょうか?

画像: 飼い犬の供養の仕方、最も多かったのは?

最も多かった回答は、半数近くの方が選んだ「火葬」でした。次いで、「自宅で埋葬」が3分の1近くの票を獲得しています。

「火葬」を選んだ方の多くは、火葬後に遺骨を自宅で供養したり、お寺で供養したりした、と回答しています。
一方「自宅で埋葬」を選んだ方の中には、火葬など他の供養方法を一緒に選択している方がほとんどいらっしゃいませんでした。つまり、自宅で土葬するケースが多いと考えられます。

また、「お墓を作った(ペット霊園)」と回答した方と「遺骨を自宅で供養」と回答した方は、火葬以外の供養方法との組み合わせがあまり見られませんでした。
お墓を作った方はお墓に遺骨をすべて納骨し、自宅で供養した方は遺骨をすべて自宅に持ち帰って供養したことが伺えます。

飼い犬の法要を行った方は約37%

次に、亡くなった飼い犬のために法要を行ったかどうかを聞いてみました。

画像1: 飼い犬の法要を行った方は約37%

飼い犬のために法要を行った方は少数派でした。
さらに、法要を行った方に対して、法要をどこまで行ったかを聞きました。

画像2: 飼い犬の法要を行った方は約37%

法要に関しては、四十九日まで行った方が最も多いようです。

飼い犬の供養のためにしたこと

亡くなった飼い犬の供養のために、飼い主の方はどのようなことをしてあげたのでしょうか?

画像: 飼い犬の供養のためにしたこと

最も多かった回答は、「線香をあげた」でした。
2位〜4位のお供えも、ほとんど同じくらいの割合で選ばれており、多くの方が身近にできる供養をそれぞれされている様子が伺えます。

飼い犬の供養で大変だったことや悩んだこと

最後に、飼い犬の供養の仕方で悩んだ経験、大変な思いをした経験についても聞きました。
飼い主の皆さんが大変に思ったり悩んだりしたことを知っておけば、ご自身に飼い犬の供養をする機会が訪れたときに、参考にできるかもしれません。

業者関連で大変だった、悩んだ

・車で来てもらえる火葬業者を探すのに手間がかかった。(神奈川県/40代/男性)
・インターネットで、単独火葬をしてくれるところを探した。専用車で自宅まで来てくれて、車の中で火葬し、骨もパウダー状にして骨壷に入れてくれるところを選んだ。(東京都/20代/女性)
・最初に飼っていた犬が亡くなったとき、供養してくれる所を探すのが大変だった。(鹿児島県/30代/女性)
・供養してもらった場所が遠かった。または、遠くにしかなかった。(岐阜県/30代/女性)

どうすれば良いかわからず大変だった、悩んだ

・アパートに住んでいるときに飼い犬が亡くなった際は、埋葬する場所がなくどうしたら良いかわからなかった。(愛知県/50代/女性)
・人間と同じようにすれば良いのか、最初は悩んだ。(奈良県/20代/男性)

多かったのは、「供養してくれる業者や場所探し」に悩んだという声です。
ペットの火葬業者が増えているとはいえ、人間の葬儀社とは異なり、全国にたくさんあるというわけではありません。そのため、実際に「火葬してあげたい」「供養してあげたい」と思っても、なかなか実現できないケースもあるようです。

また、「そもそもどうすれば良いのか分からなくて困った」というコメントも見られました。
人間の葬儀よりも自由度が高い分、どうしてあげれば良いのか判断しづらい、という部分もあるのかもしれません。

その他にも、「遺骨を庭に埋めるときに涙が出た」「犬が亡くなるとつらい」など、飼い犬を亡くした悲しみが拭えないことを挙げるコメントもありました。

おわりに

今回は、飼い犬の供養の仕方や困ったことなどについてのアンケート結果をご紹介しました。
供養の仕方は火葬が多く、法要を行う方は少数派という結果となりましたが、飼い犬の供養の仕方に正解はありません。
「飼い犬が亡くなったら火葬しなきゃいけないんだ」「法要はしないのが普通なんだ」と思うのではなく、今回のアンケート結果を参考にしつつも、ご自身が飼い犬のためにできること、してあげたいことを第一に考え、方法を選択するのが良いのではないでしょうか。

調査概要

調査区域:47都道府県
調査方法:インターネットリサーチ
実施期間:2018年11月20日〜11月27日
有効サンプル数:86(飼い犬を亡くした経験がある、20代以上の男女)

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