大切な家族の一員として過ごしてきた飼い猫がこの世を去ってしまった場合、飼い主として、家族としてしっかりと弔ってあげたいと思う方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、飼い猫を供養した経験のある方に、その供養方法や、供養で困ったことなどを聞いてみました。

飼い猫の供養の仕方、最も多かったのは?

最初に、飼い猫の供養をどのように行ったか伺いました。

画像: 飼い猫の供養の仕方、最も多かったのは?

最も多かった回答は、「自宅で埋葬」となりました。
飼い犬の供養についてのアンケートでは、「火葬」をした方のほうが「自宅で埋葬」と回答した方よりも多かったのですが、飼い猫の供養についてのアンケートでは、「自宅で埋葬」する方のほうが多い結果となりました。
猫は犬に比べると小柄なことが多いため、比較的自宅に埋葬しやすいのかもしれませんね。

なお、4位にランクインした「樹木葬」とは、木の根本にペットを埋葬し、木をお墓の代わりとする供養方法です。

飼い猫の法要を行った方は少数

次に、亡くなった飼い猫のために、法要を行ったかどうかを聞きました。
飼い猫のために法要をする方は、どのくらいいらっしゃるのでしょうか?

画像1: 飼い猫の法要を行った方は少数

結果は、飼い犬の供養についてのアンケート同様、「いいえ」が多数派となりました。
では、飼い猫のために法要をした経験のある方は、法要をどこまで行ったのでしょうか?

画像2: 飼い猫の法要を行った方は少数

1位は「初七日」で、4割ほどの方が選択しています。飼い犬の供養についてのアンケートよりも、法要を早めに終える方が多いようです。

飼い猫の供養のためにしたこと

亡くなった飼い猫を自宅に埋葬したり、ペット霊園でお墓を作ってあげたりした後、飼い主の皆さんは供養のためにどんなことをしてあげたのでしょうか?

画像: 飼い猫の供養のためにしたこと

1位は「食べ物をお供えした」という回答で、約46%の方が選択していました。
2位〜4位の「お花をお供えした」「線香をあげた」「水や飲み物をお供えした」は、ほぼ同率で並んでいます。
一緒に生活を共にしてきた愛猫なだけに、多くの方がさまざまな方法で供養をしてあげていることが分かりますね。

飼い猫の供養で大変だったことや悩んだこと

飼い猫が突然亡くなってしまったとき、飼い主の皆さんはどのようなことを大変に感じ、お悩みになるのでしょうか。
飼い猫の供養で大変だったことや悩んだことについて、意見を聞きました。

業者関連で大変だった、悩んだ

・最初、どこに依頼していいか分からなかった。(愛知県/40代/男性)
・火葬場がすぐ近くではないので、仕事の休みを取って行くのがなかなか難しかった。(愛知県/20代/女性)
・市の火葬場へ遺骨を引き取りに行くのが難儀でした。遺体回収と一緒に遺骨のお届けもしてほしい。(宮城県/60代/女性)

遺骨や骨壷の扱いに悩む

・遺骨をどうするか迷った。納骨堂に置くのは寂しいし自宅では十分に供養できないのではないかとも思った。葬儀社と相談して分骨し、一部は手元供養として残して残りは庭で樹木葬にしたが、未だに空になった骨壺を処分できず困っている。(東京都/40代/女性)
・遺骨を手元に置いているが、自分が亡くなったら一緒に埋葬してほしい。それをどうすれば良いか思案している。(東京都/60代/女性)

困ったことはなかったという意見

・火葬から供養、アクセサリーまでトータルにやってもらえたので、困ることはなかった。(神奈川県/60代/女性)
・自宅は一戸建てで敷地内に広い庭があったので、困ることはなかった。(兵庫県/50代/女性)

困ったことがあったという方からは、供養場所が限られることに対する意見や、気持ちの折り合いがつかないこと、自分が亡くなった後の遺骨の扱いについての意見が挙げられました。

おわりに

今回は、飼い猫の供養方法や困ったことなどについてのアンケート結果をご紹介しました。
飼い猫の供養については、「大切な家族なのだから、人間と区別せず扱う」「あくまで動物なのだから、人間とは区別したほうが良い」など、さまざまな意見があります。

しかし最も大切なのは、これまで一緒に過ごしてきた飼い猫のために、ご自身がどのような供養をしてあげたいのかを考えてあげることなのではないでしょうか。自分の気持を整理するためにも、きちんと送り出してあげられると良いですね。

調査概要

調査区域:47都道府県
調査方法:インターネットリサーチ
実施期間:2018年11月20日〜11月27日
有効サンプル数:56(飼い猫を亡くした経験がある、20代以上の男女)

This article is a sponsored article by
''.