画像: Photo by Jaël Vallée on Unsplash

Photo by Jaël Vallée on Unsplash

先祖が眠るお墓にお墓参りをしに行くタイミングを考えたことがあるでしょうか。お盆やお彼岸などをはじめ、日本には昔からお墓に行く機会が多くあります。では、お墓参りをする時期はいつが良いのか、好ましいタイミングがいつなのかを見てみましょう。

お墓参りに行く時期の考え方

お墓参りには、これといった決まりはありません。お盆やお彼岸など、故人の魂がこちらに戻ってきている時期はお墓参りに行った方が良いと言われていますが、これも必ず行かなくてはならないわけではありません。ただ、お墓参りはいったいどれくらいのペースで行ったら良いのか、もうお彼岸やお盆は過ぎたけれど、いつ行ったら良いのかなど、迷うことがあるのではないでしょうか。お墓参りに行く時期について、考えてみましょう。

行ける時期であることが最重要

もっとも重要なのが「行けるタイミング(行きたいと思ったタイミング)」で行くことです。前述のとおり、お墓参りはいつ行かなくてはならないという決まりはありません。そのため、ふと思い出したときでも良いですし、気軽に考えてみましょう。
お盆は過ぎた・お彼岸はまだだからと、時期を重視してしまうとなかなかお墓参りに行けなくなってしまいます。行こうと思ったそのタイミングを逃さず、ぜひお墓参りをしましょう。

故人を思い出す時期に

どんな方でも、ふと、故人を思い出す瞬間があるのではないでしょうか。そんなときにはぜひお墓参りに行きましょう。ふらっと立ち寄るくらいの感覚で、手を合わせるだけでも良いでしょう。

偲ぶ人が集いやすい時期

たとえお盆やお彼岸の時期ではなくとも、家族・親戚が集まる機会があればお墓参りもしやすくなるでしょう。親族などがそろって休みをとれるタイミングがあれば、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

お墓参りの代表的な時期

続いては、お墓参りがよく行われる代表的な時期についてご紹介します。もちろんお墓参りはいつ行ってもかまいませんが、日本では1年の中で数回にわたって先祖を思う大切な時期があります。昔からの習慣として、知っておきましょう。

お盆

亡くなった方の魂がこちらに帰ってくると言われている、お盆。地域によって日数はずれますが、多くの場合8月15日を中心とした前後の期間をお盆と呼びます。お盆・お正月には地元へ帰省するという方が多いため、併せてお墓参りをする方が非常に多いことが特徴です。

お彼岸

お彼岸(おひがん)は、春・秋の2回あります。どちらも夏真っ盛りのお盆に比べ、気候も良く、お墓参りに適したシーズンだと言えるでしょう。

●春のお彼岸
春分の日を中日とした前後3日、合計7日間の期間を指します。

●秋のお彼岸
秋分の日を中日とした前後3日、合計7日間の期間を指します。

お彼岸とは、あの世(彼岸)とこの世(此岸)がもっとも近づく・通じやすくなる日だと言われているため、この時期に先祖への感謝を込めて供養をすることが習慣になりました。

故人の命日

故人が亡くなった日のことを、それ以降毎年「祥月命日(しょうつきめいにち)」と言い、毎月やってくる亡くなった日付を「月命日(つきめいにち)」と言います。これら、故人の命日にかかわる日は、故人を思い出すタイミングとも言えるでしょう。ぜひ、思い出したタイミングでお墓参りをしましょう。

人生の節目

受験をする、プロポーズをする、手術をするなど、人生にはさまざまな転機・節目があります。大きな出来事がやってくる前に、ぜひお墓の前で先祖に報告をしましょう。きっと先祖の方が見守ってくれているはずです。人には言えない悩み事も、お墓の前で手を合わせていると気持ちが安らぐかもしれません。

まとめ

1年のうち、そう何度もお墓に通う機会がないという方も多くいます。ですが、今の自分があることを考えると、そこには親から祖父母、たくさんの先祖の姿があります。ふと故人を思い出したときには時期など関係なく、ぜひお墓参りに行ってみてください。

This article is a sponsored article by
''.