家康公が過ごした居城は今……駿府城公園
駿府城のあった場所に作られている駿府城公園。駿府(現静岡市街地)で家康は竹千代時代、壮年期、晩年の期間を過ごしました。
天下統一を果たした家康公は、将軍職を息子・秀忠公に譲り大御所となり、駿府に拠点を置きました。駿府城はかつては江戸城よりも大きく、本丸の北西には5層7階の勇壮な天守を配置したお城でした。取材時は天守閣の発掘調査が行われていました。
駿府城公園にも徳川家康公像がありました。こちらは徳川家康公の晩年、大御所時代の像です。
ここでの家康公は鷹狩りを楽しむ姿。威厳を感じさせながらも、どこか余裕を感じるお姿となっています。家康公が、鷹狩りという鳥を使った狩猟の一種を愛していたことは記録にも多く残っています。
戦後になると本丸、二ノ丸部分は公園として整備され、現在は市民の憩いの場となっています。
春には園内の数百本の桜、夏には鮮やかなツツジ、秋の紅葉と四季を通じて市民の目を楽しませています。
長期平和を実現させた家康公の居城、駿府城跡の現在は、のどかな公園でした。家康公が愛した平和や平穏といったものをここで感じてみてはいかがでしょう。
駿府城公園
静岡市葵区駿府城公園1-1
まとめ
家康公が愛した土地・静岡。家康公が幼少期から壮年期、晩年期を過ごした静岡駅周辺には徳川家康公を感じることができるスポットがたくさんありました。
徳川家康公は生前から家族や家臣に自分の死後のことを細かく指定して伝えておき、死後は実際に自分の希望したとおりに埋葬され、神様として今日まで崇敬を集めています。
家康公のあり方は、“究極の終活”なのかもしれませんね。
ライター/井口エリ
写真/やまたねこ
編集/サカイエヒタ(ヒャクマンボルト)
YouTube 「つわもの達が眠る地へ」徳川家康編
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