「病床の日々を詠んだ亡き親友と出会う」あのひとの影踏み第二話
数え切れないほどの時間をともにした親友でも、知らない一面はあるもの。「あのひとの影踏み」は、大切なあのひとの思い出を知る人、想いが残る場所を訪れ、まだ見ぬ故人の一面をたぐり寄せる企画だ。
第二話は、高校生から付き合いのある親友を亡くした春植(はるき)さんが、親友が住んでいた街、親友の両親、放課後によく通ったもんじゃ焼き屋に足を運び、そこに残る親友の”影”を踏みに行く。
当時は今ほどバリアフリー化が進んでいなかった街
春植さんの親友が亡くなったのは、数年前のこと。出会いは高校生のとき。入学時から多少の交流はあったものの、2年生のとき同じクラスになり、友人グループ数名と”つるむ”ようになった...