「不思議な瞳のチビ太」平成にゃんこ物語
子供の代わりに
結婚して10年が過ぎた頃のことでした。
なかなか子供が授からず、諦めようかと夫婦で話していたとき、突然夫から「子供を諦める代わりに、ペットでも飼ってみないか?」と提案があったのです。
不思議な瞳の白猫
譲渡会当日の賑わう会場の中、誰も人がいないケージが1つ。覗いてみると、真っ白な猫が、まるで人間に背を向けるように横になっていました。
そして、呼びかけもしないのに振り向いて、私たちをじっと見つめたのです。
この子と暮らしたい!
結局、その日は決断できずに帰宅しました。でも、どうしても気になり、2週間後にもう一度譲渡会に行くことに。
まだ引き取り手が決まらずにいた白猫のケージ...