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日本磁器、有田焼の歴史と美しい骨壷の魅力/株式会社香蘭社
金や赤、瑠璃色などの鮮やかな色合い
日本磁器発祥の地、佐賀県有田町で生まれた有田焼。“太白(たいはく)”と呼ばれる素地の白の美しさと、“染錦”という染付の技法による金や赤、瑠璃色などの鮮やかな色で描かれた絵柄が特徴で美術品としても国内外で親しまれてきました。
有田焼の再興に尽力
およそ400年の歴史を持つ有田焼の伝統を長年守ってきたのが、高級陶磁器の老舗である「香蘭社」。
創業は1689年、初代深川栄左衛門が肥前有田で磁器製造したのが始まりとのこと。その後、八代目栄左衛門が、明治維新で佐賀鍋島藩の保護と支援を失った有田焼の再興に尽力し、当時の陶工や絵付師、陶商達を一つにまとめて出来たのが...
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香蘭社の伝統を守りながら新しいものにチャレンジしていく。 創業140年、祈りの道具の作り手インタビュー。
美しい有田焼で作られた骨壷。その誕生秘話を、株式会社香蘭社の北川淳さんと田崎文博さんのお二人に伺いました。
有田は“日本磁器発祥の地”
町をあげて400年祭
──有田焼は日本初の陶磁器だと伺いました。
北川 そうですね。有田は“発祥の地”と言われています。2016年には窯をあげて400年ということで、町をあげて400年祭が開催されました。
──なぜ有田で陶芸が生まれたのでしょうか?
北川 有田の土地というのは山と谷に囲まれています。その有田にある泉山の山あいに磁器を作るのに適した陶石が発見されたことに始まります。今はもう取り尽くしてほとんど残っていませんが、その採掘場は今でも観光スポット...